2012/06/02 韮崎旭温泉に行ったついでに早川町をドライブするなど
以前より愛読している温泉みしゅらんというサイトで評価が高く、以前から行ってみたいと思っていた韮崎旭温泉に行ってきた。
温泉みしゅらん 韮崎旭温泉 : http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/nirasaki_asahi/nirasaki_asahi.htm
前日に横浜→厚木→道志→都留→河口湖→鳥坂峠と経由して身延線沿線の知人宅に泊まったのでいつもの車中泊より体は楽だったw
高原の雰囲気の韮崎市内の老人ホームの脇にひっそりと建つ韮崎旭温泉。経営者は同じだそうだ。
料金600円を支払い中に入る。清潔な木造の建物だ。温泉以外は休憩室と自販機があるのみで食堂は無し。脱衣所には鍵付きのロッカーがあり無料で利用できた。
このように浴槽はかなり広い。でも貸切状態(^o^)/
窓が大きくてとても明るくて気持ちが良い内湯だ。露天風呂は無し。
左のかけ湯の蛇口と奥の吐出口からこれでもかと源泉が吐き出されている。
泉質は珍しい炭酸泉だ。湯に浸かっていると数分で体の表面に多数の二酸化炭素の気泡ができる。温度はちょっと温めなのだが最高に温まる。温いのは源泉が40℃でそのまま掛け流しているためだろう。俺としては長風呂ができてむしろ最適な泉温だ。しかも湧出量は266L/分とのことで韮崎旭温泉は贅沢適温掛け流し放題温泉となっているのだ!いやー最高っす。飲泉もできるということで飲んでみたけど、やっぱ不味いね(^-^;)でもなんとかこれは飲める範囲だ。
ちなみにボディーソープとリンスインシャンプー、シャワー完備で初心者(?)も安心。
その後、以前より愛読しているGoogleMapというサイトで俺の秘境センサーが反応し、以前から行ってみたいと思っていた早川町に行ってきた。
早川町は南アルプスの峻険に囲まれた町で基本的に身延町からの県道37号線でしかアクセス出来ないんじゃないだろうか?その他の町外への林道は通行止めのことが多いようだし。あまり日本にそういった地域は無いから非常に興味深い。というか険道の匂いがプンプンするぜ!
その早川町民の生命線とも言える県道37号線を身延町から走ってみたが、あまりしっかりした道ではない。道の対岸では至るところで土砂崩れの跡が見られた。県道自体も工事箇所が多かった。路肩崩壊も数カ所見られ片側交互通行の工事が何箇所もあった。
それにしても沿線の人口は思った以上に少なく、まともな集落が無い。
ただ道路の線形改善はかなり進んでいるようではあった。町内の県道37号線は大部分は改良が済んでおり昔ながらの狭い部分は殆ど無かった。一部の新しい改良区間では国道並み規格の長大トンネルで山をショートカットする部分も見られた。ある改良区間では建設中で未舗装のトンネルが片側交互通行で供用されていた。通常こんな未完成トンネルを通行させることはないので、おそらく現道が全く通行できないくらい破壊されているのだろう。それだけ険しいところに作られた道路なのだ。
いろいろと不安な道路だが、ともかくどこまで北上できるか行ってみた。
ここが終点。開運隧道がフェンスで通行止めになっていた。隧道前に立つと遠くに出口が見えた。表示は冬季通行止めだったが表示幕はボロボロに朽ちていた。このフェンスが開くときはあるのだろうか。写真右の隧道は発電所関係。この奥の橋から上流を見上げると素晴らしく高く美しい南アルプスの山が見えた。
西山ダムのダム湖にかかる歩道の吊り橋。かなり長く、200m以上あるかも。渡ってみた。湖面からの高さは数mしか無いので怖くはないが、とにかく揺れる(^-^;)真ん中まで行って帰ってきたのだがまるで釣り船の乗った後のように、陸地に来ても揺れが続いているような感じがした。
なおこの付近から林道丸山線が西に向かって伸びており地図では増穂まで行けるようなのだが、入り口から200mほど行ったところですんなり通行止めゲートで封鎖されていた。とうかその200mでさえ怒涛の荒廃具合でジムニー以外では通行したくないくらいだった(^-^;)
新倉のあたりで、フォッサマグナの断層が露出しているところがあるということで行ってみた。これがフォッサマグナか!言われてみれば地質が変わっている気がした。もしかするとこれが県道37号線にダメージを与えているひとつの原因なのかもしれない。
その後ダムマニアの端くれとして念のため雨畑ダムまで行ってみたが、大変だった(^-^;)まず予定の県道810号線が決壊のため通行できず、迂回路は河床の暫定砂利道だったw
すげええええ!こんな道路走るの初めてだよ!?普通はダム建設のダンプカーとかしか走らないような道だ。一部区間では道路の両側を川が流れているところもありまるで川の中を走っているような感覚に陥った。ちなみに県道810号線は右の斜面の遙か上の方を走っているので、この道から県道に復帰する必要があったのだが、その道もかなりクレイジーな九十九折。砂利道の轍が深くシビックの腹を擦ってしまった。しかもヘアピンは1回で曲がり切れない(^-^;)その後の県道も路面に大穴が開いていたり、デポッチャートンネルが現れたりと気が抜けなかった。そうしてたどり着いた雨畑ダムはおおよそ観光できるようなダムではなく遠くから見えるだけだったので写真は割愛。ヘロヘロになって帰ってきた。
横浜への帰りは新清水ICから新東名を利用した。
前回は混雑で行けなかったNEOPASA駿河湾沼津へ寄ってみた。土曜だけど20時過ぎだったので空いていた。新しいSAらしくフードコートも洗練されており、あじの干物定食がとても美味しかった。物販コーナーも充実していて野菜や肉製品、魚まで販売していた。新しいSAは快適だなあ。
まとめ。韮崎旭温泉は泉質が個性的で素晴らしい掛け流し温泉だった。早川町は険道の全てが詰まっていると言っても過言ではない(「山さ行がねが」のヨッキれんさんに探索してもらいたいくらいの)険道パラダイスだった!というか早川町の険道の衝撃が大きすぎて韮崎旭温泉の印象が霞む旅だった(^-^;)
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