俺のスマホ遍歴はHTC Desire(X06HT)→HTC Sensationである。回線はX06HTの発売に合わせてドコモからソフトバンクモバイルに乗り換えた。また、両機ともにRootを取りカスタムROMを使用してきた。そんな俺のGALAXY SIII(SC-06D)10日間使用後レビュー。
だんだん大きくなる端末 |
<良い点>
この記事にも書いたが、X06HTが購入時の支払額が6万円で月々割24ヶ月分を差し引いて実質負担額が1万円程度だったのに対し、SC-06Dでは購入時の支払額が3万円でなおかつ月々サポートが24ヶ月で8万円以上もあるので実質負担額は-5万円というよく分からない事態になっている(^_^;)このあたりはソフトバンクのパケット定額が安いのでその差を埋める意味もあるのだろうと思うが。
・本体が非常に薄い
上からHTC Desire(X06HT)、HTC Sensation、GALAXY SIII(SC-06D)である。このように過去の機種に比べて最も薄くなっている。薄いのは良いことだ!
・フォントが切り替えられる
端末のRoot権取得の大きな理由の一つに「日本語フォントを替えたい」というのが挙げられるが、この端末は元々ゴシック、明朝、丸ゴシックの3種類のフォントが入っておりほとんどの人は満足だろう。Sensationなど海外端末もせめてまともな日本語ゴシックフォントを入れておいてくれればいいのにと思う。一応説明しておくと海外端末では日本語は表示できるものの、漢字が中国語との共通文字を使用しているので「反」や「直」など見慣れない漢字がいくつも見られるのだ。これらの問題はRootを取ってSystemのフォントファイルを好きなフォントファイルに置換すると解決できる。
・動画再生能力はCore2マシンを超えた
うちのCore2ExtremeQX6850マシンより動画再生がスムーズな気がする(^_^;)フルHD動画もものすごく滑らかに再生できる。
・メモリ容量余裕ありすぎ
Quick System Infoでは合計1.62GBと表示される。この記事で書いたように開発機ではメモリ容量が正常に表示できないバグがあったが、発売に合わせてちゃんと修正してきた。通常使用時はだいたい800MB使用中で空きが800MBもある。Sensationだと空きは100MB程度だったので非常に気持ちが良い。またSensationで頻発したメモリ不足で遅くなる現象が一度も起きていない。これは素晴らしいことだ。
・Xiはたしかに速い。しかも月7GBまでなので心に余裕が生まれる
ドコモに乗り換える大きな要因の一つが回線品質の良さである。Xiは速いとは聞いていたがかなり快適だ。時間帯にもよるが通常のWEBサイト表示ではほとんど無線LANとの差を感じない程度に高速である。なおかつソフトバンクモバイルでは月1GBを超える通信をすると翌々月は速度制限がかかるのに対し、Xiは7GBである。余裕というか絶対そんなに使えない(^_^;)今度3GB制限で1000円安くなる新しいプランが始まるそうなので、そっちに乗り換えようと思っている。
・SDXC対応で安心
いわゆるSDHC対応機種に64GBのSDXCを挿しても動くということが話題になり、俺もそれに乗ってSensationで問題なく使っていたわけだが、その後各キャリアが「データ壊れるからやめれ」という声明を出す事態となった。しかしSC-06DはSDXC対応!安心してSDXCが使える。本体32GB+SDXC64GB=96GBストレージが実現した。
ちなみにPCにUSB接続するとこのようにPhoneとCardの2種類のドライブが表示される。頭がこんがらがるぜ。あとアプリなどでことあるごとに保存先を本体かSDカードかを選択しなければならない。頭がこんがらがるぜ。なおかつ本体の32GBストレージはsdcardというフォルダ名になっており、外部SDカードはextSdCardというフォルダ名になっているのでエクスプローラーでもわかりにくい。頭がこんがらがるぜ。
・標準機能でスクリーンショットが撮れるので便利
まあICSならたいていできるんだろうけどRoot化しなくてもスクショが撮れる。画面を手のひらの側面で左から右へ撫でるだけ。撫子べんりだYO!「スクショっていってもスクール水着ショットのことじゃないんだからね暦おにいちゃん」
<残念な点>
・要らないプリインストールアプリが多すぎ
昔のNECのパソコンかと思った。それくらい多い。一部消せないアプリもあるのでRoot取って消したいところ。
・「プロセスcom.google.process.gappsは停止しました。」というエラーが頻発する。
この記事に書いた通り。今までの機種では出たことがなかった。
・わりともっさり。とてもヌルサクとはいえない。
俺はSensationでかなり以前からAndroid4.0(ICS)を使っていたのでICS特有の速さには元々感動しなかった。Android2.3からの乗り換えならものすごく速く感じることだろう。それはICSの速さである。ICSからの乗り換えとなるとそこまで速くなった感じはしなかった。特にNova Launcherとの相性が悪いのかSensationよりももっさりカクカクする。SAMSUNG純正のホームアプリの方がだいぶ快適なので今はそちらを使っているが、これもさほど速くない。このあたりはウィジェットの配置数なども影響するので仕方ない。きっとアプリアイコンだけならヌルサクであろう。ドコモホーム?ノーコメント。
・本体を開けたところがシンプル過ぎて安っぽく感じる
こんな感じでSensationに比べるとモノとしての質感に劣る。まあ右側のSensationが凝り過ぎとも言う。スケルトンで背面パネルが金属製でアンテナ兼ねてるんだよ!?(^_^;)左がSC-06Dだが、まあこれがSAMSUNG流の生産コスト削減を極めた姿なのだと思えば美しく感じないこともない。
・本体がもっと黒っぽいかと思ってたけど意外なほど青い
単なる俺の思い込み感想。発表時の画像を見てもっと黒に近い青なのかと思ってたら実機は青かった。黒がいい。
・PCとの接続時に頻繁に転送エラーが発生する
いきなりPCにUSB接続して動画などを転送しようとしたらエラー頻発でまともに転送できなかった。しかしこれはKiesをインストールしたら解決した。Kies必須かと。
<Rootについて>
とあるところの情報を読んでいるとRootは取れそうな感じ。SC-06D独自機能であるワンセグとFeliCaも動くみたい。ただフォントは問題ないし、プリインストールアプリをTitanium Backupで凍結したいがためにRoot取るってのもなあ。非Rootのバックアップアプリでもなんとかなるし。なおかつRoot取ってもカスタムROMとOCカーネルが無い(^_^;)この状況でRootを取るかどうかはよく考える必要があるだろう。まとめ。<良い点>には重要な項目が多く、<残念な点>にはどーでもいい項目が多い。よってGALAXY SIII(SC-06D)は素晴らしい端末であり、買って本当に良かったと思える端末だ。どうしてもRoot取ってカスタムROM焼きまくりたい人以外には広くおすすめできる。このところそうやって日々生きてきた俺には一抹の寂しさがあるものの(^_^;)、きっと今年のドコモ定番端末として売れまくることだろう。
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