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2012年10月10日水曜日
初秋の信越 秋山郷と越後平野を旅した
2012/10/07 - 2012/10/08 アクアでドライブしてきた信越の観光について。
今回のドライブルートは以下の通り。
大田区→環八→練馬IC→信州中野IC→r471志賀高原→雑魚川林道→R405秋山郷→まつだい駅→r12 r275高柳町石黒→R353柏崎→R352 R460間瀬→r55 R460山島→r383 r44 燕三条駅→R8 R17宮内駅→R17 小出→小出IC→練馬IC→環八→大田区
大田区を出発したのは朝5時半。関越は少し渋滞したけど概ね順調。高坂SAで朝食。
信州中野ICで降りて道の駅北信州やまのうちに立ち寄ると、渋温泉の人が来ていて温泉まんじゅうの無料配布と、足湯の無料提供をしていた。これはありがたい!足湯は3つの浴槽になっていて上流の方はかなり熱くて5分も入っていたら足が赤くなるくらいだった。聞くと源泉の温度は60℃とのこと。保温用のウレタンを吹きつけた大きな農業用のポリタンクに温泉を詰めて持ってきていて、そこから少しずつ足湯の浴槽に掛け流していたが、温度的にもこれで1日持つということだった。足拭き用のタオルまで準備してくれており、本当に快適でありがたかった。道の駅では美味そうなりんごと巨峰を売っていたので購入。昼食にこれまた美味しいざるそばなどを食べた。
途中志賀高原の一沼に立ち寄った。紅葉が始まっていてアマチュアカメラマンも多数見かけた。
雑魚川林道は志賀高原の奥地と秘境秋山郷を結ぶ道路ということでかなりの狭路をイメージしていたが、予想していたよりも広くて快適な道路だった。ただし沿道に人家は全くなく秘境のムードは満点である。だいたい1.8車線の舗装路が続くが、谷川の路肩はことごとく凹んでいる(^_^;) あと落石も目立った。走行には注意が必要である。この道路は冬季閉鎖なので一年のうち半年くらいは閉鎖されている。地域も地域だけにきっとものすごい積雪量なのだろう。この道路が冬季閉鎖になることにより秋山郷の長野県民は新潟県を経由しないと他の長野県の地域に行く事ができなくなる。
秋山郷に入り酷道の誉れ高いR405に入ると、こっちのほうが低スペックな感じがした。道幅も狭まりすれ違い出来ない箇所や、激坂も多い。これで冬季に除雪される道路とは信じがたい。秋山郷というのは深山の山肌にへばりつく集落の総称で、その集落を結んでいるのがこのR405である。集落と集落の間には猛烈なアップダウンとヘアピンが連続する。秋山郷の人はこの道を通って新潟県津南町の市街地に買い物に行くのだろうが、大変に困難なルートであるといえる。
秋山郷屋敷集落の屋敷温泉 秀清館に立ち寄った。
屋敷温泉 秀清館ホームページ - http://www.burari.biz/syuuseikan/
屋敷温泉 秀清館は川の畔の温泉宿で、とんでもない斜面の谷底に位置している。宿の前に丸見え系の露天風呂があり、真っ白な硫黄泉が見えていた。混浴である。宿の受付で聞くと露天風呂は200円で、内湯プラス露天風呂で500円という。ちなみにこのとき大雨だったので(^_^;)残念ながら今回は内湯に入ることにした。レトロな宿で温泉は別棟。大きめの浴槽にはやや白濁したエメラルドグリーンの湯が満たされていた。温度はややぬるめ。硫黄泉特有のタマゴ臭がある。小さな浴槽は一人用で透明な湯がちょろちょろと注ぎ込まれている。入ってみるとかなり熱く、長くは浸かっていられないほどだった。でも新鮮で気持ちがいい!もっぱらこちらの湯を何度か出たり入ったりして楽しんだ。この日は客が多くて浴槽の写真が撮れなかった。一応シャワーや石鹸も完備であった。
こちらは雨で客の居なくなった露天風呂。大変良い感じの湯である。いつかリベンジしたい温泉。
この近くに秋山郷民俗資料館があるというので行ってみたが、激狭の道を進むが見つからない。しばらくうろうろしてようやく見つけたのは民家w 民家としか思えない建物が資料館だった。
内部はこんな感じ。おばあさんが一人で切り盛りしていた。以前は民宿を経営していたということで、当時の写真や寄せ書きがたくさん。雪国の冬の暮らしはさぞ厳しいものだろう。たくさんの民具からそれを感じることができた。おばあさんがサービスでなめこ汁を出してくれた。大きななめこで最高に美味しかった!アットホームな資料館であった。
R405を進み新潟県川に入るとスノーシェッドなどの装備も加わり線形改良区間も多くなり、若干走りやすくなる。中津川第一発電所まで来れば狭路区間も終わり。普通の3桁国道になって津南町市街地まで降りていく。
柏崎市に宿泊し、翌朝目が覚めると快晴だった。気分よくまずは柏崎刈羽原子力発電所のPR施設サービスホールへ。
広報・ふれあい施設|原子力|東京電力 - http://www.tepco.co.jp/nu/kk-np/public/s_hall-j.html
TEPCOのこういった施設がやっているのは珍しいのではないだろうか。福島第一原発事故以降、原発のことを学ぼうと思っても施設がやっていないケースが多かった。ここは展示も新しく、内容も防災対策に重点が置かれて興味深かった。ここにもおそらく福島第一原発と同じ沸騰水型の原子炉が4基あるそうだ。もちろん現在は新型炉も含め全基定期検査による冷温停止中である。5Fの展望室から双眼鏡で原子炉建屋を見ることもできた。なかなかに貴重な経験をさせていただいた。
快晴の海岸をゆっくり走って寺泊までやってきた。ここは有名な漁港らしく、また観光客向けの市場通りにも力を入れていていろいろと楽しめた。何軒もの水産業者が軒を連ね、店先には串焼き屋があるところもあり、鯛の串焼きなど珍しいものを売っていた。目の前の海で採れたというもずくもたくさん売っていた。前日に柏崎の居酒屋で食べたもずく酢は美味しかったなあ。
次に訪れたのは新潟市西蒲区漆山にあるアクアデザインアマノのショールームであるネイチャーアクアリウムギャラリー。
ネイチャーアクアリウム・ギャラリー ||| ADA - アクアデザインアマノ 水槽や水草などのアクアリウム製品 - http://www.adana.co.jp/jp/gallery/
以前すみだ水族館に行った時にこの会社が作製した水槽が非常に美しかったのを覚えている。それに似た超美しい水槽がたくさん展示されていた。しかもすみだ水族館と違いほとんど客がいないのでじっくり水槽だけを眺めることができる。至福の空間である。そんじょそこらの水族館よりははるかにリラックスできる。ただし新潟である(^_^;) あと日曜祝日しか開館していないので注意。今回はうまいこと日程が合ってようやく訪れることができた感じ。
次に宮内駅前の青島食堂へ。青島食堂といえば秋葉原でおなじみの人気ラーメン店であるが、ここはその元祖である。駅前ロータリーの角地という最高の立地に存在している店だが、田舎なのでのんびりしたものである。店内は秋葉原店と違って広く明るくそして古かった。肝心のラーメンは秋葉原と非常によく似た味だった。まあこれなら秋葉原で食べれば間違いないかなとw もちろんとても美味しい!醤油ラーメンでは一番うまい。なお近所のセブンイレブンの前に青島食堂製麺部という建物があり、ここでもラーメンを提供しているようだった。
最後に訪れたのは小出にある見晴らしの湯こまみ。
見晴らしの湯 こまみ 日帰り温泉施設 - http://park23.wakwak.com/~komami/
ここは小出スキー場のすぐ脇にあり、その名の通り見晴らしのいい日帰り温泉施設だ。晴天も相まって露天風呂からは越後三山の2000m級の山々が見渡せた。近代的な施設なので設備は普通のスーパー銭湯と思っていい。利用料600円はちょっと高いかなといったところ。泉質はやや塩辛いダシの効いた味だった。
今日は3連休の最終日ということで渋滞予測で関越道の大渋滞が予想されていたので、温泉でゆっくりして18時前後と思われる渋滞ピークをやり過ごす作戦だった。18時に小出から関越に乗って高坂SAまでは順調。その先では20kmの渋滞が発生していたので、ここで少し時間を潰した。渋滞に突入する頃には15kmに短くなっており解消に向かう途中だった。ノロノロと解消を繰り返す危険な状態の渋滞だった。練馬の渋滞は我々が着く頃には解消していた。環八の渋滞もかわいいもんだった。22時前に大田区へ戻った。
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