道路はよく除雪されており、雪が深々と降りしきる中問題なく到着することができた。駐車場は広い。
受付で500円を支払い中へ。男女別の内湯2種類と屋外を徒歩でしばらく行ったところに混浴の露天風呂があるとのこと。
あまりに寒くて体が冷えきっていたのでまずは内湯の木風呂へ。
もうもうと湯気の立ち込める浴室へ。浴槽が部屋の中央に配置されているのでなんだかとても感じが良い。硫黄の匂いが立ち込めているが湯は透明だった。少しがっかり。しかし最大の特徴は湯に浸かるとわかった。
湯の花がデカい!なにこの湯の花。小さいものでも1cm、大きい物は10cm以上ありそう。これは面白い。
注ぎ込まれる源泉は触れる程度の温度。硫黄の匂いがかなりする。舐めても特に味はしなかった。湧出温度53.5℃、pH8.6ということだが湯自体にはぬめりはない。しかし浴槽の木の表面はかなりヌルヌルしている。おそらくこのヌルヌルが剥がれて湯の花として漂っているのだろう。湯の花は比重が高いのかすぐに底に沈んでいく。初めて味わう湯の感触にこんな温泉もあるのかと温泉の世界の奥深さに思わず唸らされた。なおシャワーやソープ類も完備。
露天風呂へは一度着替えて館内を反対方向へ。出口で長靴に履き替えて100mほど除雪された雪の壁の間の通路を歩く。この日は吹雪だったので大変だった。しかし露天風呂の美しさに苦労も吹っ飛んでしまった。
この露天風呂は1箇所から源泉が流し込まれているタイプなので、流し込み口から遠くなると温くなる。それでも長湯するのに快適な温度だった。流し込み口付近はかなり熱い。湯には内湯で見た湯の花も漂っていたが数はそれほど多くなかった。硫黄の匂いもすぐに拡散していしまうからか殆ど感じなかった。
それにしても雰囲気が良い。全く音のしない秘境なのでほぼ無音。むしろ雪が降り積もる音が聞こえるくらい。快適な湯温もあり、しばしあまりにも感動的な雪見風呂の世界に没入した。
まとめ。巨大湯の花という温泉の不思議を実感できる素晴らしい温泉。
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