乗ったのはシンガポールからクアラルンプールまで。奮発してファーストクラスに乗った体験記。
乗車券はマレー鉄道のホームページで事前にカードで購入。プリントアウトしたものがそのまま乗車券になるので必ず持って行くべし。
Home - http://www.ktmb.com.my/
シンガポールとマレーシアとの唯一の国境、Woodlands Checkpoint。ここへはMRTのNorth South LineのMarsiling駅から徒歩20分程で行ける。途中大きな公園を通るので気持ちがよい。なお歩かなくてもバスもたくさん出てるみたい。バスなら5分で行けるだろう。
国境付近は人も車もバイクも多い。シンガポールっぽくないごちゃごちゃした商店が軒を連ね、独特の雰囲気だ。
中に入ると鉄道は左に並べと書いてあるので並んだ。右側を行くと徒歩で国境を越えられるようだ。この先、建物の内部は撮影禁止とのこと。
0830発の列車は0800から改札すると表示されていたが、列車が入線したのが0755で改札が始まったのは0815であった。プリントアウトしたチケットを見せてパンチ穴を空けてもらい入場。まずはシンガポール出国の手続きをした。入国時に受け取った出国カードが必要。次のマレーシア入国審査まではこれから乗る列車を眺めながらホーム上の通路を歩き、建物内でクネクネ曲がるけど1本道なので迷うことは無い。この時点で0830は過ぎていた。マレーシア入国審査では両手の人差し指の指紋を採られた。めでたくマレーシアに入国!そう、ここWoodlands Train Checkpointではシンガポールからの出国のみならずマレーシアへの入国も済ませたあとで列車に乗り込むことができる大変便利な施設なのだ。マレーシア入国手続き後は列車に乗り込むことしかできず、次の停車駅はマレーシアのジョホールバルだからできる芸当だが、シンガポールの土地にいるのにマレーシアに入国済みというのはなかなか面白い。
その後荷物だけの簡単なセキュリティーチェックがあり、待合室へ。ここにはトイレもあった。
列車の列に並んでいた人数が数十人だったので予想はしていたが、8両編成の客車列車は正直言ってガラガラ。
ファーストクラス(笑)は1両のみで客車としては先頭だった。前方には電源車とディーゼル機関車が連結されているのみだ。
入ってみるとボロッボロで一応転換式の3列シート。肘掛けが破れていたり、いろんなパーツが取れて無くなったりもしていたが、フカフカの座席にリクライニング、フットレスト、肘掛けテーブル完備。この車両の場合、クアラルンプール方面に行くときは偶数座席がオススメ。窓が広く電源コンセントもあった。
約10分遅れでディーゼル機関車の警笛と共に出発。すぐに国境に架かる橋を渡りマレーシアのジョホールバル駅に着いた。シンガポールを出るときは4人しか乗ってなかったファーストクラスにも数人が乗ってきた。その後車内改札があり、ミネラルウォーターとバナナケーキが配られた。妙に美味しかった。それから車内販売も来たりしたので飯には困らなそう。だが俺はマレーシアリンギットを持っていなくてなおかつシンガポールドルも使い切っていたので買えず(^^;)
電源車や機関車の排気ガスがたまに車内に入ってきて臭い。あとエアコン効きすぎで寒くて俺は2枚着込んで長ズボンも履いた(^_^;)なんで他の人は平気なの?
車窓にはひたすらジャングルが広がっていた。駅付近では3G電波が入るんだけどジャングルでは2Gだった。駅付近で一気にネットw
この列車の場合各駅の停車時間は数分から10分程度だったが、ジョホールバルからクアラルンプールの間の駅はどれもたいして大きくはなかった。停車間隔は30分から1時間程度なので車内はまったりとした時間が流れた。
トイレはまさかの線路に垂れ流し方式!これが日本にもかつてあったという伝説の!思わず感動しつつ用を足したw
列車は途中区間ではまさかの定時運行をしていたのだが、残念ながらクアラルンプール中心部に来ると徐行と停車を連発して遅れが再発。時刻表に着時刻が書いてないから分からないが、おそらく20分程度の遅れで16時にクアラルンプールセントラル駅に到着した。
こちらの駅ではただ降りるだけ。チケットはそのまま持って帰れる。しかしこのネットで買ってプリントアウトしてそのまま列車に乗り込んで車内改札を受けるだけというシステムは便利すぎ。
まとめ。マレー鉄道はネットでチケットを買ってそのまま乗るだけなので簡単。シンガポール→マレーシアの越境も簡単なのでこのルートはオススメ。
0 件のコメント:
コメントを投稿