この日は早朝に道の駅アルプ飛騨古川を出発し八尾からR472で以前から行ってみたかった秘境利賀村に行ってみた。
室牧ダム付近からR472は酷道としての牙を剥き始めた。栃折峠付近は離合困難なヘアピン区間が連続する割に交通量も多いので難儀した。現在新道建設真っ最中。この道路風景もまもなく消えようとしている。ちなみにこの時期は岐阜県川からのアクセス路はすべて冬季通行止めなので利賀村へは富山川からしか行くことができない。これらは6月から開通予定。
栃折峠付近には人道トンネルの遺構もあったはずなんだけど見逃してしまった!
楢尾とんねる。現在は新楢尾トンネルが共用されているのでこちらは廃道になっている。路面中央の側溝が特徴的。向こう側の出口の明かりが見えたがなんだか形がいびつ(^-^;) それもそのはず入り口から10mで大崩落が起きていた。ネットでは自動車での通りぬけ動画もあるけどもう現在では不可能になってしまった。おそらくこの1年以内の崩落と思われる。内部には離合箇所が2箇所設けられているはずだが、俺は怖くて入れないのでそのへんはネットで楽しむというのがオレ流w
あごがれの利賀村へ。昭和40年台までは村に通じるすべての道路が冬季通行止めになっていた本当の秘境。以前訪れた秋山郷と似た境遇である。
利賀ふるさと財団---飛翔の郷---道の資料館 - http://www.togapara.com/hisyou/siryou-kan.html
こんな道の資料館があることからも道路交通に対する村の期待が伺えるが、現在は休館中。残念すぐる。しかもこの財団、利賀民俗館も休館してる割に謎のタイの僧侶が描いた曼荼羅を展示する瞑想の郷という施設は営業してるw なんとなくイケナイ方向に向かっている気がするので早めに軌道修正してもらいたいところ(^-^;)
では温泉の話題に移ります。
今回行ったゆ~楽は利賀村から山の神峠を越えたらすぐのところにある。この峠路には立派な長大トンネルが有りほとんど2車線の道路なんだけどなんと林道。このあたりにも「国や県に頼ってたら道路ができるまで100年かかるよ!じゃあ自分で作るよ!」みたいな利賀村の道路に対する熱意が感じられた。
新五箇山温泉・南砺市平ふれあい温泉センター ゆ~楽 - http://nanto-yuraku.net/
510円を支払い中へ。新しい施設なので清潔。コインリターン式ロッカーも完備。もちろんシャワーや石鹸類も完備していた。
浴室はこんな感じ。大きなガラス窓が素晴らしい景色を楽しむのに最適。右奥が露天風呂だがご覧のように柵などというものは存在しない!国道から丸見えなわけだけど、まあ人家からは見えないようなところなのでこれでもいいのかな(^-^;) ともかくここまで開放的で遠くまで見渡せる施設は珍しい。文句なく絶景の湯と言える。
ヒノキ製の露天風呂からは概ねこんな景色が浴槽につかったまま眺められる(^o^)/この大きく蛇行する雄大な流れは荘川の祖山ダムのダム湖。この日は満水と思われ風もなかったので湖面は鏡のようだった。まさに息を呑むような絶景に、しばし時を忘れた。
泉質はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉。40.3℃。pH8.6。無色透明でヌルスベ感も無く、特徴のない湯だった。循環加温消毒である。
まとめ。ゆ~楽は雄大な湖面を遥か彼方まで望めることができる絶景の湯だった。絶景の湯ファンにおすすめ。冬にも来てみたいな。
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