Nexus9は最高のタブレット端末なんだけど最近動作がかなりもっさりになってきて、ファクトリーイメージを焼き直しても改善しないので、仕方なく新しいタブレットを購入することにした。
GoogleがNexus9以来タブレットの新製品を出さないので何を買えばいいか迷った。LTE対応の10インチ以上のタブレットが欲しい。サムスンのS3とかファーウェイのM5などの製品も良いけど高い。タブレットに7万とか9万とか出したくない。そんななかレノボのLenovo TAB4 10 Plus(以下、TAB4)を見つけた。ソフトバンクで取り扱っているということで、早速ショップで触ってみたらなかなか良さそうだった。購入したのはソフトバンクのフルセグモデルではなく、量販店向けのSIMフリーモデル。通販大手で広く取り扱われており3万円代後半で購入できた。いわゆるミドルレンジ端末だ。
Lenovo TAB4 10 Plus |家族で使えるプレミアム10.1型タブレット | レノボジャパン
https://www3.lenovo.com/jp/ja/tablets/android-tablets/tab4-series/Lenovo-TB-X704/p/ZZITZTATB1X
型番としてはZA2R0158JPもしくはTB-X704Lになるのかな。詳しい仕様はこちら。
Lenovo TAB4 10 Plus 製品仕様書 ZA2R0158JP | レノボジャパン
https://www3.lenovo.com/jp/ja/static/catalog/tablet-2018-tab4_10p_rt_0410
中身はこんな感じ。開けるのが楽しくなる、よくできた箱だ(^^)
同梱のUSBケーブルはA-タイプC。
ACアダプタは2A出力だった。
では外観を見ていこう。
両面ガラス張りで一見Xperiaのようで高級感があって良い。しかしフレームはプラスチックなのが安っぽい。
背面もガラス張りなのでとても良く滑る(^-^;)手が乾燥してるときとか、ソファの上とかほんの少しでも傾いているとゆっくり滑って移動してしまうので使いにくい。
裏面に貼ってあったIMEIとか技適マークのシールは簡単に剥がすことができた。
背面に8MカメラとLED。
表面下部に指紋センサー。
指紋認証はかなり高速で、ストレスなく使うことができた(^^)
一応ステレオスピーカー装備。音質としては低音は絶望だけどまあステレオなのは良いね。
SIMとMicroSDのスロットはLenovoロゴ入り。ソフトバンク版はここにロゴがない。
ついでにソフトバンク版との違いを言うと、以下の通り。
ソフトバンク版 量販店モデル
フルセグあり テレビ機能なし
重さ545g 重さ475g
厚さ7.8mm 厚さ7.0mm
防水 防水じゃない
MicroUSB USB Type-C
重さと厚さに1割以上の差がある。これはかなりの差なのでご参考に。
SIMトレーは手で開けられて便利。ピン不要。
nanoSIMとMicroSDを一緒に挿入するタイプ。最近の端末でよく見られるタイプだけど、俺は初めて使った。別々より手間がなくて良いね。
それではここからは今まで使っていたNexus9と比較していこう。
TAB4が一回り大きい。TAB4は額縁が太いというのもある。
画面はTAB4が横に大きくなった感じ。
厚みはほぼ同じ。TAB4は7mm。
重量はTAB4が479gで、Nexus9が430gだった。両面ガラスってのが重い要因か?
早速起動。開封時は56%充電されていた。
解像度は1920x1200ということで、Nexus9の1536x2048より下がった。でもデフォルトの設定では表示領域は広かった(^-^;)なぜだ!?
Android7.1.1。oreoじゃないのは残念。レノボの公式アップデートに期待。
通知画面やクイックメニューはこんなデザイン。このあたりはレノボの独自性が現れている。しかしレノボ独自のアプリはほとんど入っておらず好感が持てる(^o^)
IMEとしてレノボ独自のFSKARENが入っていた。予測変換が優秀な印象でかなり使いやすいのでしばらく使ってみることにする。
さすがレノボ。MSアプリが充実。
SDカードは自動認識。内部ストレージとして利用することもできた。
まさかのAlexa内蔵w google先生とケンカしそう(^-^;)若干日本語が変だがw
公式プロモ動画視聴やスペック確認のできるLenovo TAB4 10 Plusアプリなるものがプリインされていた。
ここで問題発生!
IIJmioのSIMカードは自動で認識したもののなぜかデータ通信ができない(^-^;)
無線とネットワークのネットワーク設定のリセットを実行したところすんなりモバイルデータ通信ができるようになった(^o^)/ 安心した。
その後一旦WIFIで通信してからWIFIを切断したときに右の画面のような選択が出たので、もしかすると万が一ひょっとしてデフォルトだとここが「切り替えない」になっていたのかも。
漫画ビューワーとしてはどうだろう?ちなみに画面は16:10である。
縦画面だと上下にわずかに空白ができるもののうまいこと1ページがきっちり収まる感じだった。読みやすい。
横画面にすると左右に大きな空白ができた。まあ解像度的には我慢できる範囲かと。
漫画ビューワーとしてはNexus9に及ばないが実用範囲内。
ではいってみよー!いつもの1回計測ベンチマークテスト!
<Lenovo TAB4 10 Plus>
AnTuTu Benchmark v7.0.8 : 76,915
PassMark PerformansTest : 5,633
Geekbench Single-core 862
Geekbench Multi-core 3830
PC MARK : 5,098
3D MARK Sling Shot: 833
<参考:Google Pixel>
AnTuTu Benchmark v6.2.1 : 139,303
Quadrant : 30,149
PassMark PerformansTest : 6,803
Geekbench Single-core 1,526
Geekbench Multi-core 4,011
PC MARK : 4,711
3D MARK Sling Shot: 2,580
<参考:Nexus 6P>
AnTuTu Benchmark v5.3 : 49,084
Quadrant : 17,537
PassMark PerformansTest : 6,066
PC MARK : 4,668
3D MARK Sling Shot: 1,149
3D MARK Ice Storm: Maxed out!
<参考:Nexus9>
AnTuTu Benchmark v5.3 : 58,184
Quadrant : 13,486
PassMark PerformansTest : 7,905
PC MARK : 5,469
3D MARK : 23,991
結果的にはCPU系はそれなりに速いけど3D系はめちゃ遅いといったところか(^-^;)
その他の感想。
タッチ操作がやや鈍感な気がする。Nexus9だと認識してくれた軽いタッチはTAB4では認識してくれないところがある。
動作はNexus9に比べるとかなりサクサクになった。原因は不明なんだけど最近のNexus9はアプリ起動に30秒かかったり、フリーズして再起動を余儀なくされることが頻繁にあったのでそれに比べれば天国だ。しかしベンチマークが示すようにNexus9がTAB4に比べて圧倒的に遅いというわけではなく、正常なNexus9なら十分現役でも使えるものと思われる。今回同じ端末を買い直すのもつまらないのでTAB4を購入したというのもあるが、端末の出来としては比べるまでもなくNexus9が上回っているので正直Nexus9の中古を買うのも良かったかなと。ウジウジ。
よく考えるとモバイルに命をかけている俺はこれまでミドルレンジ端末というものを使ったことがなかった。初期のNexus7はかなり低価格だったのでもしかするとミドルレンジ端末なのかもしれないが、基本的に俺はハイエンド端末しか使ってこなかった。だからかもしれないがこの端末の粗がいろいろと感じらてしまった。なんかこういろいろと雑なんだよなあ。
あと、もうひとつ言っておかなければならないのは、10インチAndroidタブレット市場は死んでいる、ということだ。8インチタブレット市場はまだ生きていると言えると思うけれど、10インチ以上の端末でLTE対応となると数機種しかない状態だ。死んでいる市場に素晴らしい端末があるわけもなく、Google先生が撤退するのも頷けるところだ。これは言うまでもなくiPadが圧倒的シェアを誇っているためであり、OSにこだわりがないのなら迷わずiPadを買うべきだと思う。Androidにこだわりのある俺は使ったこと無いけど(^-^;)
まとめ。TAB4は低価格でコストパフォーマンスの高いミドルレンジ端末だ。
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